自然の中での体験や記憶は
私たちの中の根っこを育てる

小さいときに外で遊んだ記憶ってどんなものが残っていますか?
懐かしい場面、あたたかい陽の光や土の記憶。
田んぼの中で稲の成長と共に過ごす時間と体験。
その日咲いてた花や緑・急に吹いた大きな風・暑い日差し・冷たい雨...
全身で体感した色んなものが、子どもにとっても、大人にとっても
じんわりと大切な記憶となって、なんだか元氣を与えてくれる。
みんなで楽しい田んぼ時間を共有しませんか?

多摩の米蔵といわれた日野

多摩川と浅川、二つの大きな流れがあり、かつては多摩の米蔵ともいわれた東京都日野市。
「たんぼのわ」の田んぼは、二つの川が合流する少し上流の浅川沿いにあります。
堤防が出来る前は、よく浅川の水が氾濫し、川の流れがしょっちゅう変わっていたそうです。
今でも、田んぼを30cmも掘れば川の砂利層があり、まだまだ石ころがたくさんある田んぼ。
2009年から休耕田を耕し、自然栽培のお米づくりをしています。

都市部での田んぼを次世代につないでいく

新井四兄妹田んぼ

2009年春、子育て仲間から頂いたご縁により、お借りした休耕田で稲作をはじめる。
期待と不安の中、幸いにも多くの方の助けをお借りして
田植え、収穫、天日干し、脱穀、籾摺りと一連の稲作作業を行う。
2010年に2枚、2011年に1枚の田んぼが増えるとともに、関わる仲間も増え
「たんぼのわ」がひろがりはじめる。
農薬はもちろん、一切の肥料も使わずに育てる自然栽培の稲作。
太陽と 日野の用水 日野の大地
そこから与えられる恵みは収穫物だけでは無く、とても多くのものがありました。

公園内での田んぼを中心としたランドスケープデザイン

ひょうたん田んぼ

2017年、落川交流センター運営委員会の事務局長の原耕造さんに声をかけていただき、
敷地内に田んぼを造成することになる。ホタルの会の方々が作られた電動汲上ポンプによって流れる小川があり、それを利用しての水田作りとなった。
もともとの地形を活かし、縄文後期の棚田をイメージ。
重機作業の前にスコップで石だらけの敷地を掘りながら、イメージをカタチにして行く。
ゼロからの田んぼ作りはとても大変だけど、とても面白い。
丸型の田んぼが大小二つ出来上がりました。ひょうたん田んぼの誕生です。

公園内での田んぼを中心としたランドスケープデザイン

ひょうたん田んぼ

2017年、落川交流センター運営委員会の事務局長の原耕造さんに声をかけていただき、
敷地内に田んぼを造成することになる。ホタルの会の方々が作られた電動汲上ポンプによって流れる小川があり、それを利用しての水田作りとなった。
もともとの地形を活かし、縄文後期の棚田をイメージ。
重機作業の前にスコップで石だらけの敷地を掘りながら、イメージをカタチにして行く。
ゼロからの田んぼ作りはとても大変だけど、とても面白い。
丸型の田んぼが大小二つ出来上がりました。ひょうたん田んぼの誕生です。

都市部の休耕田に種を蒔く

新三反田んぼ

2009年より耕作してきた四兄妹田んぼは、住宅化が進む市内の田園地帯と同様に、いつ住宅になってもおかしくない状況でした。
「来年も同じようにここで田んぼが出来るかわからない。」
ここ数年は、ここは宅地になる。道路が出来る。
等々のお話をご近所の方々からお聞きするようになりました。
都市部の農地の宿命とも言えるのですが、いつ宅地になってもおかしくない状況と隣り合わせでした。
このまま受け身の姿勢では、田んぼが無くなってしまう・・・
何か積極的な行動を起こせないか?
田んぼを維持するためには、この土地から離れなければ無理なのか?
そんな思いを抱きながら、農業委員会の方々に田んぼを貸して下さる方おいらっしゃいませんか?
とお願いをしている中、一般社団法人東京農業会議をご紹介していただき、ご担当の松澤さんに相談した所、奇跡的に四兄妹田んぼと同じ用水組合内にある田んぼをお借りすることが出来ました。
2019年、一枚が約1反(300坪)の田んぼが3枚ある新しい田んぼ、新三反田んぼ(しんさんたんたんぼ)の誕生です。

自然栽培とは

太陽と水と土、3つのエネルギーを最大限に活かす栽培方法です。
太陽からの火素エネルギー、潮の満ち引きや樹木に含まれる水分量など月の影響を大きく受ける水の水素エネルギー、地球の中央から湧き出る大地の土素エネルギー。
私たちに常に注がれるこれらのエネルギーを植物が滞りなく受け取れる様に環境を整え、様々な環境作りのタイミングを見極めることが栽培する人の役割です。
農薬はもちろん、化学肥料や有機肥料も一切使用しません。
植物の病気や、虫の発生など、自然からのメッセージを農薬で抑えるのではなく、原因を見定めて、根本の解決をはかります。
コンクリートを突き破り花を咲かせるタンポポの様に、もともと植物は与えられた環境に適応するために種を結び、周辺の環境を記憶した種はまたそこで成長する力を次世代に繋ぎます。
植物の種が本来持っている力を引き出して育てる栽培するために、種を取るという行為も重要な要素です。

TANBONOWA 代表

馬場寛明

自然と調和した生き方を提案している(株)ナチュラル・ハーモニーのスタッフとして2018年まで店舗運営やイベント企画、天然菌によるオリジナル商品作りに携わる。東京都日野市で行ってきた自然栽培稲作を通して人と自然が繋がり、楽しみ、学べる場づくり、コミュニティ作りを新たな事業として、2019年より本格スタートする。また、人脈を活かした世話役として都築民家園を拠点としたマルシェ「遺跡フェスタ・江戸市」や、伝統構法での小屋作りワークショップ「小屋の学び舎」のプロデュースも行っている。